CITRON.

のん気で内気で移り気で。

世界一注目されない開会宣言。

きゅうかんび【休肝日】〔「休館日」をもじった語〕 俗に、酒好きの人が、肝臓の働きを休ませるため、その日一日酒を飲むのをやめる日をいう。 (「大辞林 第三版」より)

休肝日って、辞書に載っている言葉なんだなあ、と、しみじみ感心した木曜の夜。
我が家では、火曜と木曜の休肝日が、今週から復活しているのである。「肝臓の働きを休ませるため」でもあるが、「少しキツくなってきたスーツのため」でもある。

該当日には、お酒の代わりに炭酸水を飲む。ノンアルコールなのにお酒の味がする、という触れ込みの商品もいくつか試してみたのだが、まあ、僕には炭酸水で充分かな、というのが目下の見解である。

不思議なもので、よく冷えた炭酸水をごくごくと飲んでいると、ほんのりと酔っぱらったような気分になることがある。
錯覚の類かとも思ったのだが、ウチの奥さんも似たようなことを言っていたので、炭酸水の何かの成分が、体の中の何かの神経と何かこういい具合に作用して、まあそういう気分?、になるのかもしれない。
もちろん、単に我々が騙されやすい体質という可能性も否定はできない(「シュワシュワしたのキター、これ、きっとビール!」みたいな)。

休肝日という制度は、その時の気温湿度機嫌の上下によってしばしば自然消滅しがちなものである。よって、ここに、ささやかに、備忘の意味も込めて、開会宣言する次第なのである。