CITRON.

のん気で内気で移り気で。

想定外にヒーロー爆誕。

通勤用の定期を更新するついでに、携帯電話に内蔵するヤツにしてみた。
ほんの思いつきでやったことで、特にこれという意図はないのだが、駅まで行かなくても定期が買えるというのは単純に便利かもしれない。

あとは、電車に乗る時に今までの定期入れと間違えずに携帯電話を取り出し、流れるような指さばきで定期券を呼び出し、自動改札の然るべきところにタッチするという一連の動作に慣れるだけだ。

さっき電車に乗ったときは、動作の開始が早かったようで、自動改札まであと2メートルくらいの距離でタッチ直前のポーズになってしまった。
それは、左手に持った携帯電話を顔の前に構えるというもので、本来なら、そのまま肘の関節の動きで自動改札にタッチするつもりだったのだ。
自動改札でもたつくような事態を避けるため、保険をかけすぎたのである。

自動改札を目前にして、携帯電話を顔の前で構えた僕は、変身前の特撮ヒーローのように見えたかもしれない。