CITRON.

のん気で内気で移り気で。

おさまらないまま次号につづく。

今日で一応、仕事納めということになるのだが、実質的にキリよく納まったのかというとなかなか微妙なところだ。これはできれば避けたい事態であった。6日間の年末年始休暇をはさんだ来年、去年の仕事の進捗状況についてしっかりと思い出せる自信がない。そ…

「27」。

明け方、足がつって目が覚める。 まずは左足、続いて右足が徐々に、じわじわと、しかし着実につっていき、僕としては確定された未来としての痛みをただ待つしかない。足がつることで腹立たしいことは、痛みそのものよりもこの「なすすべがない」感じなのであ…

間接的親孝行。

「お待たせしました」 ……から始まる開会宣言とともに、ようやくクリスマス・プレゼントを要求された。それほど心待ちにしていたわけでもないのだが、まあ、片付いた感はある。 面白いといってはいけないのかもしれないが、娘は親にあまり高額なプレゼントを…

クリスマスとはなんだ。

「たいへん申し訳ありませんが、今しばらくお時間をいただきたい所存です」 昨日のケーキの残りを食べながら、娘はそう言うのであった。 殊勝なセリフのわりには、あまり申し訳なさそうな顔はしていない。 どうでもいいが、明日欲しいものが決まったとして、…

前代未聞のクリスマス・イブ。

「えー、残念ながら、今日のこの日まで、欲しいプレゼントを絞り込むことができませんでした。よって明日は、クリスマスのお祝いというよりは、ケーキを食べる日、ということにしたいと思います」 ……昨夜そういうアナウンスがあり、今日は「ケーキを食う日」…