CITRON.

のん気で内気で移り気で。

【緊急質問】その時あなたは何を踏む。

この記事をシェアする

今日はまさに「踏んだり蹴ったり」だぜ、という日の、まさに「踏んだり蹴ったり」な最中に、「踏んだり蹴ったり」という言葉のその意味するところがちょっとわからなくなってしまい、しばしそのことばかり考えてしまった。本来なら「踏んだり蹴ったり」の原因になった問題について考えなければならないところである。まったく、昔から注意力散漫なのだ。

「踏んだり蹴ったり」
ひどい仕打ちを重ねて受けるさま。重ねて被害を受けるさま。

辞書をひくと、「踏んだり蹴ったり」の意味としてこんなようなことが記されている。これについてまったく異論はない。
ただ、僕が思うのは、

「だったら、それは「踏まれたり蹴られたり」なのではないか」

ということなのである。
誰かに踏まれたり蹴られたりされれば、そりゃ「ひどい仕打ちを重ねて受けた」と宣言してもいい。しかし、踏んだり蹴ったりしているのが自分だとすると、それは「ひどい仕打ちを重ねて受けた」と言えるのだろうか。

もし、踏んだり蹴ったりしたのが自分であるにもかかわらず、その行為が「ひどい仕打ちを受けた」ことになるというのであれば、いったい、何を踏んで、何を蹴ったというのだろう。
それについて少し考えてみたのだが、先に思いついたのは「蹴った」のほうだ。

「足の小指で、タンスの角を思い切り蹴る」

というのはどうだろう。わりと万人に納得していただけそうな「ひどい仕打ちを受けた」状態ではないだろうか。それも、ただぼんやりとしていて蹴ったのではなく、他人のために何かを運ぼうとして蹴った、というような設定であれば、被害者感もひとしおだ。

問題は「踏んだ」のほうだ。
踏んだ側が、その行為を「ひどい仕打ちを受けた」と思うほどのもの。
こちらのほうは、人によって選ぶものがけっこう違うのではないだろうか。さっき少し考えてみた限りにおいては、「蹴った」より「踏んだ」のほうが、解釈の幅が広いような気がしたのだ。まあ、時間をかけて丁寧に考えたわけでもなんでもないので、僕の思い過ごしということもおおいにあり得るのだが。

ちなみに、僕が考えた「踏んだ」ものは、あれだ。
もう、あれ以外考えられない。

たまたま、何かの縁で運悪くこれを読んでしまったあなたに聞きたい。

あなたが踏んだものは、なんだろう?

「いや、そもそも「踏んだり蹴ったり」の意味の捉え方が違うんだって」

というご指摘も含め、コメントをいただけると幸甚だ。