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CITRON.

のん気で内気で移り気で。

冒険と冒険の間。

思ったこと。

ダンジョン飯』(九井諒子)というマンガの最新巻(四巻)を読む。
あまりにも面白かったので、読み終わった直後、もう一度読む。
この作品そのものが面白いのはもちろんなのだが、それ以上に、僕とこの作品の相性がとてもいいようなのだ。

ダンジョンを探検し、倒したモンスターを美味しく食べる「グルメ・ファンタジー」マンガ……というような紹介をされることが多い作品で、つまりは、冒険者たちが探検や戦闘以外に何をして、どんな会話をしているか、というようなことが、丁寧に、ユーモラスに描かれている。ちなみに僕はマルシルというエルフの魔法使いのファンだ(ここでわざわざ書かなくてもいい話題ではありますが、なんとなく書きたいから書いてみました。とてもかわいいのです)。

たとえば、ゲーム機なりスマート・フォンなりでロールプレイング・ゲームをしていて、ふと、自分が操作しているキャラクターたちは、僕がゲームをしていない間は何をしているんだろう……というようなことを想像したことのある人(いますよね?)は、より楽しめるのではないかと思う。パーティ四人で宿屋に泊まったとき、寝る前にどんな話をするのかな、とか、誰かトランプとか持ってきてたりするのかな、とか、そういうことをつい考えてしまう人(僕だけじゃないですよね?)は、このマンガと相性がいいのではないだろうか。

ロールプレイング・ゲームといえば、『ドラゴン・クエストX』というゲームの中で、僕は「くりぐり」という名前の旅芸人をやっているのだが、いろいろ事情があってここ半年くらいログインしていないのだ。
川のそばにある僕(というか「くりぐり」さん)の自宅は、繁華街からは少し距離はあるが緑の多い静かなところだ。たいして大きな魚は釣れないみたいだけど、川では釣りだってできる。
留守宅はお手伝いさんの「まろこ」さんが守っている。元気にしているだろうか。桜が咲く頃になったら、久しぶりに帰ってみようかな。ささやかな庭に一本だけ植えてある桜の下で、静かにぼんやりと花見でもしよう。

話がそれてしまった。
この文章のタイトルを「冒険と冒険の間」にしたのは、『ダンジョン飯』が、冒険物語のメインとなるイベント以外の時間を魅力的に描いているからに他ならないわけだが、もちろん、というか、当然のように、メイン部分も面白い。
特にこの四巻は、けっこうなクライマックスになっていて、それはもうアレだ、もう、なかなかのものなのだ。

四巻の面白さを伝えるための例えとしてはいささか一般性に欠けるかもしれないが、あえて書くと、会社の昼休みに読んでいて、涙が出そうになってとても困ったのである。 ダンジョン飯 4巻<ダンジョン飯> (ビームコミックス(ハルタ))