CITRON.

のん気で内気で移り気で。

知らないあなたにほほえみを。

狭い通路で向こうから歩いてくる人とはちあわせになり、お互いに相手に譲ろうとしているのに同方向によけてしまうという不本意な反復横跳びについて、僕は比較的長くそれを続ける才能がある……という、「いい大人が真顔で何を言っているんだ」と言われてもしかたがないことを昨日書いた。

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わざわざ昨日の記事を引用することもないのだが、「これくらいのことなら僕でもできるんですよ」というささやかなアピールとしてやってみた。誰にアピールしているのか自分でもよくわからないが。

この反復横跳びは時間の無駄だし恥ずかしいし、やらずにすめばそのほうがいいのだが、反復横跳びをしていると、お互いに「ふふっ」と笑ってしまうことがよくあって、それは悪くないと思うのだ。
あがり症かつコミュ障気味の人間にとって、初対面の人と向かい合って笑いあうなどというチャンスはめったにない。後ろ指を指されて笑われる可能性のほうがまだ高いかもしれない(ああ、ここに書いたことが冗談として成立していますように!)。

よくよく考えると、僕の反復横跳びに合わせられる能力(と書いて「チカラ」と読む)を持つ相手も、そこそこポンコツなのかもしれない。そうであれば、ここで生まれる笑いは照れ隠しだけではなく親近感が加味されているのだろうか。

まあ、何を書いたところで恥ずかしいことに代わりはないのだが。