CITRON.

のん気で内気で移り気で。

アメリカン・ドッグ、ジャパニーズ・ガール。

いつもより少し遅い電車で帰る。 この時間帯だと、熟帰りの娘と同じくらいのタイミングで自宅最寄り駅に着くかもしれない。 ……みたいなことをぼんやりと考えていたら、本当に娘と遭遇した。改札を出てすぐの踏切が上がるのを待ちながら、誰かに電話をしてい…

月曜に思いつくことなんてだいたいこんなもの。

日曜日に、『月曜日は最悪だとみんなは言うけれど』という本を借りた。 いいタイトルだ。内容など知らないが、そんなことがなんだっていうんだ、と、思わず衝動借りしてしまったのだ。 僕のスタンスが「みんな」のほうなのか、「言うけれど」と唱えているほ…

鏡の中のスヌーピー。

鏡の向こうから、スヌーピーがこちらを見ている。 すました顔をして、蝶ネクタイをして、片手にはコーヒーカップ。 僕はといえば歯を磨いていて、なんとなく、ぼんやりと鏡を見ていたところだ。最初は歯を磨いている自分の顔を見ていたのだが、その時間は5…

ワカメみたいな髪とバナナみたいな自分。

図書館に行かなけばならない。返却期限が今日までの本を借りているのだ。 本は2冊借りていて、その内訳は長編小説と絵本になる。絵本は返却し、読み終えることができなかった小説は貸出延長依頼をした。貸出期間14日で、400ページちょいの本を87ページしか…

春のせいにしてしまえ。

風呂でうたた寝をしてしまい、目が覚めたら日付が変わっていた。 今日の入浴で決定的になった事実があり、それは、最近使い始めた洗顔フォームは肌に合わない、ということだ。 「洗顔フォームが肌に合わない」なんて、なんとなく女子っぽい風合いのことを自…

Good Morning World.

零時近辺にベッドに入り、いわゆる丑三つ時に目が覚めて、それ以降なんとなく眠れない。最近こういうことが多い。 「なんつーの? オレくらい繊細な人間になるとさ、ちょっとした心の揺れで眠れなくなることがあるんだよね。これって、鋭敏な神経を持つ人間…

ライフワーク。

今日のように風の強い日に、「今日は風が強いっすね。いやあ、スカートはいてこなくてよかった」と言うのをライフワークにしているのだが、ウケたためしがない。 あと、ワンピースを着ている女の子に「今日は海賊王なんですね。……あ、間違えた。ワンピースだ…

最後くらいは甘い気分で。

会社の帰り、無意識にコンビニにより、無意識にプリンを手に取ったところで我に返り、ああ、疲れているなあ、と思った。 今日は会社の飲み会なのであった。会社の飲み会というものは、多かれ少なかれ良かれ悪かれ疲れるものなのだ。 体が甘いものを欲してい…

物語消失事件。

コツコツと録りためていた映画がごっそりなくなっていたというのは、やはりそれなりにびっくりする事件ではあった。なくなった本数の多さと突然広大になったハードディスクの空き容量に呆気にとられすぎてしまい、意外と凹まなかったのは不幸中の幸いだろう…

負けられない戦い。

僕はお腹が弱いタチで、それはもう子供の頃から延々と続く大問題なのである。 例えば通勤通学時、突然「その腹痛」に襲われる恐怖。 独特の痛みが、寄せては返す波のように僕の下半身を襲う。波が来ている時の痛みは強大で、まさに全身全霊の力を使って耐え…

カメラの中、3秒間だけ僕らは。

思ったよりも外の気温は低かった。 とはいえ寒いというほどでもなく、Tシャツにカーディガンだと首回りがやや涼しい、というくらいのものだ。感想には個人差があります、というヤツだとは思うが、個人的には気持ちのいい涼しさといっていいと思う。 歯医者…

眠れなかった夜のために。

朝、誰よりもはやく出社して、トイレでまぶたに黒目を描き込んだ。 結局のところ、昨夜から今朝にかけて2時間しか寝ることができなかったのだ。 citron.hatenablog.com 若い頃ならいざしらず、今、この年齢での「2時間睡眠」はけっこう心もとない気がする…

眠れぬ夜のために。

どうしても眠れない夜がある。 例えば今日がそうで、犬と一緒にベッドに入って2時間ほど眠り、ふと目が覚めたあと再び眠れそうな気配がない。なんというか、頭の一部だけが冴えてしまっているような感じで、経験的にいって、これは朝まで眠れない可能性が高…

人として軸がぶれている。

今日は夏日になったらしい。 確かに暑かった。日中、建物の中にいても暑かった。 こんな日にネクタイをしめているなんて、なんのガマン大会か、と思った。 これじゃあ、帰ったらビールを飲むしかないな、とも思った。 少し前まで、我が家にも休肝日なるもの…

大人たるもの。

近所のスーパー・マーケットにあるコーヒー豆売場で豆を選び、レジにいる店員さんに声をかける。見慣れない顔のような気がするし、動作がどことなくぎこちないし、なんだかみずみずしいし、新しい店員さんのようだ。これはこれで春らしい光景ではある。 今日…

眠ってる顔が一番好きだから。

ベッドに上ってきた犬が、頭を激しく降っていた。 それはパンク・ロックだかハード・ロックだかのライブ会場のような激しさで、激しく上下する顔面は、フトンに打ちつけられている。その動きは延々と続き、何かに憑かれたようにも見えて、少し怖い。 もしか…

いつもと違う日に。

実は、今までこのブログに書いてきたあれやこれやが書籍化されます。というかします。自費出版です。 前々から思ってはいたのですが、ついに決心しました。本が好きな人が全部そうだとは思いませんが、やはり、自分の名前の入った本を作るというのは、ある種…

図書館とビールと最後の桜。

少し興味があって、試しに読んでみたいんだけど、おそらく買うことはないだろう、というような本があったので、それを見に図書館に行く。 その図書館は自宅から一番近い繁華街の端にあり、駅から歩くと10分ちょっとかかる。何年か前までは毎週のように通って…

僕と花。

会社から帰ったら、サカナクションのベストアルバム『魚図鑑』が届いていた。 まず思ったのが、「これってポチったんだっけ?」ということで、僕の場合、ネット通販から「自分で購入ボタンを押したのかどうか自信がない」ものが届くことがまれにある。 とい…

なまいきちびすけ。

自分用のシャンプーを切らしてしまい、その上買い置きもなかったので、娘のものを拝借している。ちなみに、新しいシャンプーを買うのを忘れ続けているので、3日連続で拝借していることになる。つい「拝借」という書き方をしてしまったが、返すつもりは今の…

夜のメロディ。

会社からの帰り道、駅に向かう途中にある桜並木は、少し葉の色が目立つようになってきた。朝はここまで緑色は目立たなかったような気がする。タイルで舗装された歩道にはたくさんの花びらが落ちている。今日いちにちでずいぶんと散ってしまったようだ。 夜桜…

いつだって本末転倒。

木琴という言葉を発音した時の「もっきん」という響きがなんだか可愛らしいということに気付いてしまった。小学生の頃、それなりに身近な楽器であったはずなのだが、その頃はまったく気付けなかったのだ。僕は不器用な子供だったので、音楽の授業に登場する…

わたくしの主成分。

テレビのスイッチを切ろうとして間違って部屋の電気を消してしまった場合、その行動の正解率はどれくらいと判断すればいいのだろう。 両者とも、そこに流れている電流を遮断するという意味ではそれほど遠くない行動のような気もするが、それに使う機器がリモ…

我が輩と猫である。

呼び出されて実家に行く。 僕が実家に帰る時、その理由の半分以上はIT系電気製品の不具合改善なのである。スマートフォンとか、パソコンとか、IT系ではないかもしれないが、BSアンテナの調整とか。 実家に帰ると、テレビで『NHKのど自慢』と『岩合光昭の世界…

桜はブルー。

開園後間もない時間だからなのか、都立庭園であるところの六義園はそれほど混んでいなかった。ちなみに最寄り駅はJR駒込駅。余談以外の何物でもないが、駒込駅から六義園を右手に眺めつつ通り越すと、数百年前に僕が卒業した小学校がある。 名物しだれ桜はな…

今年の桜、去年の自分。

都立庭園の六義園名物、しだれ桜の見ごろがどうやら今週末らしいのである。 これはもう「ふと思い出して」としか言いようがないのだが、昼休みになんとなく調べてみたらそういうことになっていたのだ。この週末は日曜に実家に行く用事があるので、見に行くな…

人間の秘めた可能性について(トイレ篇)。

ぼんやりしていて朝の支度のスタートが遅れ、大急ぎで準備をしながらたいして広くもない自宅を右往左往していたところ、気が付いたらトイレの個室で便座に座りながらコーヒー豆をひいていたのであった。 トイレも大事、コーヒーの準備も大事、ということで、…

もうすぐ雨が降る。

朝6時半の時点では曇り空だが、今日はこれから雨になるらしい。そういうことであれば、今のうちに犬の散歩に行っておいた方がいいだろう。 本来、犬の散歩は僕の担当ではないのだが、我が家でこの時間に起きている人間は僕しかいない。気配を察してそっとテ…

捜査本部は即解散。

このブログに書いているような、毒にも薬にもならないような文章でも、完成前に全消去されているとそこそこ凹むものである。 携帯用のキーボードをぽちぽちと書いていた文章が、いつの間にか、というか、風呂に入っている間に消えてしまった。たしかに、メモ…

春の珍事は自分自身。

駅から会社までのほんの数分の距離だとしても、そのコース上の日当たりは千差万別……というと大げさだが、十差百別くらいの違いがある。 つまりそれが何を意味するのかというと、場所によって桜の咲き具合が全然違っていてびっくりするということなのである。…