CITRON.

のん気で内気で移り気で。

ある日のこと。

そでなしくのいちあらわる。

朝の光は意外とつよく、まだ低い位置にいる太陽からビームのように日光が襲ってくる。顔面がじりじりと暑い。 最近、こんなことばかり書いているような気がするが、そういう季節なのだから仕方がない。これが7月や8月なら「暑いよ! でも夏だからしょうが…

略してA.B.C.

まだ5月、そして、まだ午前中なのに暑い。 歩いているだけで汗がたらたらと流れてくる。 繁華街の真ん中に、箱庭のような公園がある。 公園といっても、大半は芝生になっていて、遊具の類はあまりない。ボール遊びをする親子がいたり、寝転がって本を読む人…

ワカンナイ。

雨にも負けず 風にも負けず 雪にも夏の暑さにも負けぬ 丈夫なからだをもち 欲はなく 決して怒らず いつも静かに笑っている 東で25年ぶりに『ツイン・ピークス』の続編が制作されると聞けば 「約束を守ってくれたのはうれしいけど、ローラ・パーマーはどうな…

目玉からビター・テイスト。

午前半休して眼科に行く。 ここ数日、目にかすかな痛みがあり、まわりの人間の証言によると、目の充血もいつもよりグレード・アップしているらしい。同じようなことは数年前にもあり、その時の経験から推測するとそれほど心配する必要はないような気もするの…

青空と奇跡のビール。

ヘッドフォンをして外出すると、頭頂部とか耳周辺とか、つまりはヘッドフォンの部品があたる部分にしんわりと汗をかく。これが「じんわり」とか「じっとり」とか「びっちゃり」になるとなかなか大変で、 い、いつのまにオレはガマン大会に出場してしまったの…

負け惜しみWinner。

朝の通勤電車がやけに空いていて、そこでようやく、先週、朝の情報番組でキャスターのお姉さんが言っていた謎の呪文のような言葉の意味がわかった。 お姉さんはたしか、 「サイダイキューレンキューニナルカタモ」 と言っていたのだが、これはつまり、 「最…

メガネ! メガネ!! メガネ!!!

メガネを常用し、コーヒーを常飲する者として、ちょっと聞き捨てならない名前のお店が、僕の住む町から近からず遠からず、といった距離感のところにある。 その名を、メガネコーヒーという。一応書いておくと、コーヒー屋だ。以前、ネットの海のどこかで偶然…

週末ウィークエンド。

ちょっとした理由があって、昔やっていたブログを読み返していたところ、ある記事のタイトルに『運命はディスティニー』と書いてあって思わず笑ってしまった。これが本当の「自演乙」というやつかもしれない。過去に自分が書いたもので笑ってどうする。 しか…

ウサギ蒸発。

「有効成分最大量」みたいな店頭の売り文句にひかれ、ウキウキと買ってしまった目薬の箱を開けてみたら、通常よりも大きな容器がごろりと出てきたのであった。 「有効成分最大量」とは、つまりは目薬の効き目成分が濃い、という意味合いを期待していたのだ。…

眠れぬ夜のために。

なんだかうまく眠れない。 浅い眠りを切れ切れに繰り返し、ふと気づくと朝になる。 というようなことがたまにある。というか、今がそういう状態だ。 外からは雨の音も聞こえてくるし、時間帯からいっても、眠くなるには好条件のはずなのだ。 心身が疲れてい…

【緊急質問】その時あなたは何を踏む。

今日はまさに「踏んだり蹴ったり」だぜ、という日の、まさに「踏んだり蹴ったり」な最中に、「踏んだり蹴ったり」という言葉のその意味するところがちょっとわからなくなってしまい、しばしそのことばかり考えてしまった。本来なら「踏んだり蹴ったり」の原…

防寒としての音楽。

4月も中旬だというのに、まだ寒い朝があるなんて。 誰にも言えない心の叫びを抱え、駅までの道を歩く。気温は10度に届かず、風も強い。垂れてくる鼻水をなんとか処理したいのだけれど、ポケットに突っ込んだ手を出す勇気がなかなか出ない。 そんな朝に、ヘ…

六義園再襲撃。

雨の中、六義園を再襲撃した。もちろん本当に襲撃したわけではなく(あたりまえだ)、再訪しただけのことである。再襲撃というのは『パン屋再襲撃』という小説のタイトルを安直に拝借しただけだ。 六義園は、東京都文京区にある都立庭園で、もともとは徳川綱…

北東京ストレイ・キャッツ。

季節柄、ネット・サーフィン(これってもはや死語なんですかね)しているとそこかしこで桜の写真を見ることになる。関東では、今週末あたりがお花見のピークということらしい。 天気もイマイチだったので、今日はウチでおとなしくしていようと思いつつパソコ…

しだれ桜でゴーゴーゴー。

どちらかというと、あまりテンションの上がらない、ご機嫌ややナナメ気味の一日であった。 二日酔いだし、楽しみでもなんでもない電話を一日待っていなければならなかったし、そしてその電話は結局かかってはこなかったし、その他諸々、なんとも踏んだり蹴っ…

ある中年サラリーマンは通勤時にだいたいこんなことを考えている。

手元にある清涼飲料水の缶に、「軽く振ってお飲みください。強く振ると中身が飛び出すことがあります」というような注意書きがしてあるのを見て、意外と微妙なコントロールが求められているんだな、と思い知った次第である。 今まで缶飲料から中身が飛び出し…

ミド戦記その2:そんな装備で大丈夫か?

さて。 久々に冒険者としての活動をはじめることになったわけだが、だからといって「ではさっそく」とばかりにいきなりダンジョンに直行したりはしないのである。なんといっても僕は大人なのだ。あの頃の、ヤンチャで無鉄砲な少年時代の僕とは違うのだ(まあ…

四月馬鹿未遂事件。

エイプリル・フールに嘘100%の文章を書こうと思い、普段の自分の生活にはまったく縁のない、バイクや革ジャンやアナログ・レコードや海岸沿いの道路や高いウイスキーについて調べていたらいつの間にか週末が終わってしまった。 なんだかとても残念な気持ちで…

桜の樹の下には。

会社近くの公園にある桜の木の下には、大人の男がひとり。 スーツを着て、ブルーシートの上に座っている。 その表情からは彼の感情は読みとれず、そばを歩く人たちの視線を浴びながら、静かに座っている。 花見の場所取りなのだろう。 そこは、毎年この時期…

トイレでどこまでできるのか問題。

会社のトイレが混んでいて、個室を使いたくても空きがない場合、並んだドアの近くで待つことがある。 時間帯によっては、それほど広いわけでもないドア付近のスペースに三人くらいの待ち行列ができたりする。待っている人々は、ぼんやりと虚空を見つめたりぼ…

雨の日の過ごし方(オトナ編)。

『雨の日の猫はとことん眠い』という言葉があって、ある意味で僕の座右の銘のようなものになっている。 これはそもそも、大昔に愛読していた本のタイトルなのだが、その言葉自体をものすごく気に入ってしまい、雨が降るたびに思い出してしまうのだ。 雨の日…

ミド戦記:ダンジョン攻略は突然に。

人生には、時々、思いも寄らぬ事件が起きる。 去年まで、いや、昨日まで、いや、極端な場合はつい5分前の自分にはとても予想のつかないことが今、起きたりする。こういう、「人生なにがあるかわからんのう」という状況を、アメリカ映画ではジェット・コース…

ミドクロは心配性。

今週はずっと体調が悪い。寒気がする。腰が痛い。つまりは風邪気味のようだ。 いったい何がきっかけで……などと考えるまでもなく、先週金曜の夜(というか明けて土曜の深夜)がいけなかったのだ。 先週の金曜、以前同じ現場で働いていた人たちとの飲み会があ…

さよなら死神。

自宅から最寄り駅まで歩くコースに、200メートルほどのまっすぐな路地がある。 ……「200メートルほどの」などとスッと書いてみたが、実は事前にグーグル・マップで調べてあるので距離はわりと正確だ。自慢じゃないが僕は自分の距離感というものにまったく自信…

甘いドーナツと、偽ナイチンゲールの起こした事件について。

朝から病院に行く。 本当は昨日、予約を入れていたのである。予定通りいけば、有給休暇で捏(ねつ)造されたプレミアム・フライデーで、プレミアム感皆無の定期検診に行くはずだったのだが、それをうっかり忘れてしまった。痛恨のミスである。 金曜の朝、会…

名前をつけてやる。

村上春樹待望の新作長編が発売される……という出版界の大ニュースとはまったく関係なく、まったく関係のない作家のエッセイ集を読んでいる。「日本語で書かれています」という以外に共通項のなさそうな本で、たいそうくだらなく面白い。まあ、村上春樹のエッ…

価値のある金曜日のおでんと猫の運命。

いよいよ「プレミアム・フライデー」が今週末からはじまるらしい。 「月末金曜は、少し早めに仕事を終えて、ちょっと豊かな週末を楽しみませんか?」(公式サイトより)という日のことらしい。それが豊かなものになろうがなるまいが、休める時間が長くなるの…

禁断の黒メガネ。

ついに、いわゆる遠近両用メガネを買ってしまった。 今まで、主治医の言いつけ通り、見たい距離にあわせてメガネを替える、という生活をしていたのだが、これはやはり不便な事が多いのである。手元の資料を見ながらパソコンを操作する時に、資料用とパソコン…

ゴー、ゲームボーイズ!

もうけっこう長いこと、それこそ数年単位で行方がわからなくなっていたゲームボーイが、ついに発見された。この手の探し物ではよくあることかもしれないが、「おや、そこはとっくに探したハズ……」というところから、しれっと発見されたのだ。 発見されたのは…

熊とワイシャツと中年男性。

池袋にいる娘から、出てこれないかと連絡がある。 時間もまだはやいし、他に急いでやるべきこともなかったので、ノコノコと池袋へ向かう。そういえば、なぜ僕を呼びつけたのか、その理由を聞いていないことに電車の中で気づく。まあ、あの娘のことだから、た…