CITRON
僕はどうしてもそのボタンを押せずにいた。 液晶モニターに表示されているボタンをじっと見つめたまま、もう、1時間くらい経過しているのではないだろうか。 その間、じっと待ち続けていたホワイトが、静かにこう言った。 「そのボタンを押せば、私の記憶を…
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